2026/08/24 23:56

  台湾の夏は、台風の季節でもあります。強い風や大雨は、人の暮らしだけでなく、養蜂場やミツバチにも大きな影響を与えます。
  今回は、実際の養蜂家に、台風の「前・最中・後」でどのような対応をしているのか聞いてみました。


🌪️ 台風の前|巣箱とエサの準備をする

  台風が近づいてきたら、まず巣箱の中に十分なエサが残っているかを確認します。台風の間は風雨が強く、ミツバチは外へ花蜜や花粉を集めに行くことができません。そのため、巣箱の中にあるエサの量を事前に確認しておくことが大切です。
  巣箱の外側も、風や雨に備えて準備をします。巣箱の金具をしっかり留めたり、重しをのせたり、ロープで固定したりして、強風で倒れたり飛ばされたりしないようにします。また、大雨による浸水を防ぐために巣箱を少し高くしたり、必要に応じて、より高い場所にある養蜂場へ移動させることもあります。
  そして、台風の進路や雨風の強さをこまめに確認しながら、状況に合わせて準備を進めていきます。

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▲台風に備え、巣箱の金具をしっかり留めて固定します。

🌧️ 台風の最中|ミツバチは巣箱の中で過ごします

  強い風や雨が続いている間、ミツバチは基本的に巣箱の中にとどまり、外へは出ません。このとき養蜂家が心配するのは、巣箱そのものが被害を受けることです。強風で巣箱が倒れたり、大雨で水につかったり、飛んできた物や落ちてきた枝などで壊れてしまうことがあります。雨量が多い場合は、水に流されてしまう危険もあります。
  また、ミツバチが外へ出られない状態が長く続くため、巣箱の中のエサが足りなくなることもあります。そのため、台風が来る前の確認がとても重要になります。

🌤️ 台風の後|まず養蜂場の様子を確認

  台風が過ぎたら、養蜂家はまず、それぞれの養蜂場を回って被害の状況を確認します。  大きな被害がなければ、周りを簡単に片づける程度にして、すぐに巣箱を開けてミツバチを触ることはしません。
  一方、巣箱が倒れていたり、水につかっていたり、壊れていたりする場合は、巣箱を元に戻し、傷んだ部分を整えながら、蜂群の状態を確認していきます。

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▲台風が過ぎた後の養蜂場。倒れた巣箱や設備を確認しながら、少しずつ復旧していきます。

  ただし、台風の影響は巣箱だけではありません。強い風や雨で周りの植物が傷むと、しばらくの間、ミツバチが集められる花蜜や花粉が少なくなることがあります。その場合はエサ不足にも注意が必要ですが、一度にたくさん与えすぎると、ほかの蜂群との間でエサの奪い合いが起こることもあります。そのため、台風の後も蜂群の様子を見ながら、少しずつ調整していきます。

|自然と向き合いながら

  養蜂は、いつも天候や季節の変化とともにあります。台風の前に準備をし、風雨が過ぎた後には一つずつ養蜂場を確認する。そうした日々の積み重ねによって、蜂群を守っています。
  今回、台風への備えについて養蜂家の話を聞き、自然の力の大きさを改めて感じました。そして、このたびの熊本地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災された地域の皆さまが、一日も早く落ち着いた日常を取り戻せますよう、お祈りしています。

|Beekeeping ®について|

2023年、東亜園は 新ブランドの「Beekeeping ®」を立ち上げました。
「Beekeeping(ビーキーピング)」は、日本語で「養蜂」を意味します。
ブランド名に含まれる “Bee” には、蜂だけでなく、「友達」や「仲間」といった意味も込めています。
また、“keeping” には、「保つ」「守る」「共存する」といった想いを込めました。
私たちのブランド“Beekeeping®”は、自然とともに生きること、人とのつながり、そして品質を守る姿勢を大切にしています。

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