2024/07/23 11:22
お酢にはいろいろな種類があります。大きく分類して醸造酢及び合成酢2種類があります。醸造酢は穀類や果実などを原材料とし、醸造を必要な工程としています。合成酢は科学的に合成された酢酸液に砂糖や調味料、塩などを加えた液体調味料で、醸造の工程を必要としません。
合成酢をおいておく、醸造酢をさらに詳しく見てみると、穀物類及び果実酢2種類があります。その主な違いは使用された原料です。穀物酢は米や小麦、とうもろこしなど穀類を原料としています。一方、果実酢はリンゴやブドウなどを原料としています。
一般的によく用いられている穀物酢、米酢、黒酢、リンゴ酢4種類の酢と東亜園の天然はちみつ酢飲料HONEY BeVi、それぞれの違いを説明していきましょう。
主原料
一番わかりやすい違いは使用された主原料です。
日本農林規格(JAS規格)には、穀物酢、米酢、黒酢、リンゴ酢に含まれている原材料の総使用量を具体的に定義づけられています。
l 穀物酢は醸造酢の一種で、日本農林規格によると「原材料として1種または2種以上の穀類を使用したもの(穀類及び果実以外の農産物並びに蜂蜜を使用していないものに限る)で、その総使用量が醸造酢1Lにつき40g以上のもの」と定義づけられています。
l 米酢は穀物酢の一種で、日本農林規格によると「米の使用量が穀物酢1Lにつき40g以上のもの」と定義づけられています。
l 黒酢は穀物酢の一種で、日本農林規格によると「穀物酢のうち、原材料として米(玄米のぬか層の全部を取り除いて精白したものを除く)または、これに小麦もしくは大麦を加えたもののみを使用したもので、米の使用量が穀物酢1Lにつき180g以上で
あって、かつ、発酵及び熟成によって褐色または黒褐色に着色したもの」と定義づけられています。
l リンゴ酢は果実酢の一種で、日本農林規格によると「醸造酢のうち、原材料として1種または2種以上の果実を使用したもの(穀類及び果実以外の農産物並びに蜂蜜を使用していないものに限る。)で、その使用総量が醸造酢1Lにつき果実の搾汁として300g以上のもの」と定義づけられています。
l はちみつ酢は醸造酢の一種で、名前通りはちみつを主原料しています。
【参考、引用文献】全国食酢協会中央会・全国食酢公正取引協議会. “醸造酢の日本農林規格“. http://www.shokusu.org/rules/kikaku.html
味わい
HONEY BeViは100%はちみつ酢と100%龍眼はちみつをブレンドした酢飲料なので、はちみつの甘みが感じられるのは特徴の1つです。
ご家庭でよく用いられている穀物酢は、クセが少なくさっぱりとした味わいなので、どんな料理でも取り入れられます。
米酢は主原料である米由来の甘み・甘みが特徴です。
黒酢は他の酢に比べると、長時間発酵・熟成される必要があるため、コクがあって独特で芳醇な香りがします。
リンゴ酢はその主原料であるリンゴ果汁由来の爽やかな風味を感じるのは魅力の1つです。
酸味
お酢の種類によって酸味も異なります。
HONEY BeViの酸度は1.5%で、一般的な酢の4%に比べると、比較的に低いです。
そのため、甘酸っぱい感じがします。酸っぱいのが苦手な方にもオススメです。
酸味が比較的に強いのは穀物酢と米酢2種類です。その酸味を活かしていつもの料理がさっぱりとした酸味を帯びた味わいに仕上がります。
黒酢はツンとした匂いが少なくまろやかな酸味が特徴です。その独特な酸味が好きな人だったら、癖になってしまいます。
フルーティな香りと爽やかな酸味が魅力のリンゴ酢は、酸味が苦手な方に大人気です。
色
大きく分けてみると、薄い黄色と琥珀色2つ色があります。
HONEY BeVi及び黒酢の色はコハク色に近いです。詳しく区別すると、黒酢の場合は、褐色または黒褐色と言えます。
穀物酢、米酢及びリンゴ酢の場合、薄い黄色が多いです。
適した料理・ドリンクに適した?
HONEY BeViは水や炭酸水で割るだけで美味しくいただけます。サラダのドレッシングを作る時にも使えます。はちみつ酢とオーリブオイル、と他の好きな調味料をよく混ぜて手軽に仕上がります。ただし、食用直前によく振って乳化させることを忘れないでください。
穀物酢はシンプルな酸味を持っているので、和風や洋風、中華などの料理に全般的に適しています。一方、米酢は和食や中華料理、酢の物に使う場合が多く、特にすし飯と相性が一番良いとされています。穀物酢と米酢は直接飲むことより調味料として使用されることが多いです。
黒酢は特に餃子などの油っぽい中華料理に合います。昔から日本で健康食品として親しまれているので、薄めてヘルシーなドリンクとして摂取する人も少なくないです。
リンゴ酢ははちみつ酢と同じ、ドレッシング作り用や希釈して飲むことが多いです。
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