2025/05/16 13:26
はちみつの名称は、一般的に「主に採蜜された花の種類」によって決まります。たとえば:
• ライチの花 → ライチ蜂蜜
• リュウガンの花 → リュウガン蜂蜜
• からし菜の花 → カラシナ蜂蜜
• 複数の花から採れた場合 → 百花蜜
命名に基準はあるの?
一部の国や地域では、命名に一定の基準が設けられています。たとえば:
• ある特定の花の蜜が全体の60%以上を占める場合、「単花蜜(たんかみつ)」としてその花の名前を冠することができます。例:龍眼蜂蜜、ライチ蜂蜜。
• 採蜜源が多種多様な場合は、「百花蜜」や「ブレンド蜂蜜」と呼ばれます。
養蜂家によっては、開花時期や巣箱の配置を管理して蜜源の単一性を確保しています。
なお、商品表示や輸出入、販売においては、実際の蜜源や分析結果に基づいて正確な名称を使用する必要があります。
一部の国では**花粉分析(Melissopalynology/花粉学的分析)**を通じて蜜源植物の証明を求めることもあります。
では、以下に台湾と日本における蜂蜜の命名に関する実務的なルール・慣例を紹介いたします。
・台湾における蜂蜜の命名ルール
- 蜜源植物が60%以上の場合、その花の名前を冠した「單一花種蜜(単花蜜)」として販売可能となります。
- 複数の花が混ざっている場合は「百花蜜」とします。
- 「純蜂蜜」「天然蜂蜜」などの表記は、砂糖などの添加がないことが条件です。
・日本における蜂蜜の命名ルール
公的な「花の名前使用ルール」は存在しないが、業界では以下のような慣習があります。
- 採蜜地や時期を厳密に管理し、主蜜源が6割以上であれば、〇〇蜂蜜と命名します。
- 明確に蜜源が混在する場合は「百花蜜」「野の花の蜂蜜」などの表記にする。
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